物件購入+リノベ
プランナーと形にしたホテルライクな暮らし
PROFILE
- 神奈川県・Y様
- ご家族構成:夫40代、妻40代
- サービス:物件購入+リノベ
- 専有面積:75.43m²
- 築年:2002年
リノベのロードマップ
そろそろリミット。 家を持つならこだわりたい
一生賃貸暮らしを続けるつもりはない。それなら、今こそ家を持つべきときではないか。
Yさん夫妻はそんな思いから住宅購入に乗り出した。
「年齢的にも、そろそろ先々まで見通して動かなければと思ったんです」
二人とも地方出身だが、仕事や生活を考えると戻るという選択肢はなかった。
住宅ローンの返済を考えても、先延ばしにしない方がいい。
「土地を買って思い通りの家を建てたかったのですが、都市部への通勤圏内では高額で、とても手に入りません。そこで新築マンションも探したものの、見れば見るほど画一的な間取りで不満が募ってしまって……。予算内で自由なプランを実現するには、中古のリノベーションしかないと思いました」
夫妻が最初にとった行動は、リノベーション会社を探すこと。数社の資料を取り寄せた中でゼロリノベに興味を持ったのは、「物件探しから資金計画、プランニング・施工まで、一貫して任せられて安心だったから」だとか。
「実際にセミナーに参加して、顧客のことを第一に考えていると思えました」
「ファイナンシャルプランナーに具体的な資金計画を相談できたことも大きかったです。思っていた以上に借りても大丈夫だと分かりました。それに、豊かな人生を送るためにお金をどう使っていけばいいのか長期的なアドバイスをもらって、それまでは貯めることしか考えていなかったので、目から鱗でしたね」(奥様)
居住中のオーナーと話せて、内見当日に決心
資金計画の不安が解消されたYさんは、早速ゼロリノベのおうちナビゲーターと打ち合わせを。
通勤圏内なら、エリアよりも物件の条件を優先する方針を伝えた。
「第一希望はルーフバルコニーのあるところ。注文住宅が良かったのも広い庭と平屋に憧れがあったからで、庭がないなら見晴らしは絶対でした。ただし高層マンションは好みでないので、中層で、専有面積は60㎡以上。予算内で検索したところ、5つの物件がヒットしました」
その中で、出会いを感じたのがこのマンション。思い描いていた通りの、遮るもののない眺め。リビングの掃き出し窓は全開口できる折り戸タイプで、その眺望を存分に楽しめる。
「遠くにみなとみらいの高層ビル群も見え、インテリアはアーバンにしたいと思っていた自分たちにはピッタリに思えました」
決め手になったのは、居住中物件でオーナーと直接話ができたことだったそう。
「特に近隣住戸の方々と円満だと聞いて、大きな安心材料になりましたね。実は賃貸の近隣づきあいが良い思いばかりとは言えず、これだけは住んでみるまで分からない部分だと覚悟していたので。管理が行き届いていることも話題に上り、おうちナビゲーターの方でも管理組合の議事録を見て修繕積立金が健全なことを確認してもらいました。その日のうちに、購入を決心しましたよ」
担当のおうちナビゲーターより
内見後の購入は、Yさんのように内見当日の判断がベストです。翌日以降には同日内見の方の買付が入るリスクがあるからです。また、希望条件が明確だったことがYさんの物件探しと購入をスムーズにした要因でしょう。
今回のように売主様が居住中の内見の場合、その方にこれまで住んできた感想や経験を直接お伺いできることが最大のメリットです。ただ、室内の写真を撮りづらい、長居しづらい、その場で本音を話しづらい、そもそも日程調整に手間取るといった面もあります。
リビングを最大限に広く、内装はホテルライクに
いよいよおうちプランナーと間取りの打ち合わせ。
料理好きの奥様の希望は、「友人を呼んで美味しいごはんを一緒に食べて、楽しい時間を過ごしたい。だから、リビングはできる限り広く取ってほしい」というもの。一方で、狭くても夫婦それぞれのスペースも欲しいとのことだった。
これをふまえて複数のプランが提案され、Yさん夫妻はサニタリーを中心に家全体を回遊できる快適なプランを選んだ。
夫婦個別のスペースについては、家で仕事することもあるご主人の書斎のみを設けることに。
「別々の空間で過ごす時間が長くなると家庭内別居に発展しそう(笑)。といって、同じリビングにいるのに背中を向け合ったままというのも何だか寂しい」(ご主人)
「特にスペースを決めなくても、私はリビング全てを自分の場所にすればいいので(笑)」(奥様)
また、夫妻には「モダンな内装にしたい」「ホテルライクな空間に暮らしたい」という共通の思いがあった。
「でも、具体的に何をどうしてほしいかはうまく説明できませんでした。おうちプランナーからネットで好きな画像を集めてみるようアドバイスをもらって、画像を選んでいくうちに、イメージもはっきりしてきたんです。グレーの床と壁はそうやって選びました」(ご主人)
「ただ、ブルーのソファとキッチン背後の埋め込み式の飾り棚については具体的なモノやイメージが決まっていました。これもインテリアの決定に大いに役立ちましたね」(奥様)
担当のおうちプランナーより
手持ちのものでも、新調するものでも、使用予定の家具があれば是非教えていただきたいです。物が決まっていなくても、形や色味がほぼ確定できていればOK。その家具に合わせて、内装材や建具、照明などのインテリアをトータルでご提案できますから。
自分たちでまず選ぶ。お任せにさせない配慮
Yさん夫妻には、打ち合わせで印象に残ったことがあったそう。
「おうちナビゲーターも、おうちプランナーも、私たちが白紙の状態で何かを提案してくることはなかったです。物件選びは基本的に私たちが選んだものに対するアドバイスでしたし、インテリアも、まずネット検索することを勧められました。だから、常に自分たちが主体の家づくりなんだという感覚を持てました」
担当のおうちプランナーより
ネットでの画像検索をお願いしたとき、Yさん夫妻は好きなイメージのほかに苦手なイメージのコラージュも用意して下さいました。それを前に「どこが苦手なのかは分からないけれど……」と仰るので、色の関係性や素材の組み合わせの相性など、設計目線で苦手の理由を推測し、ご説明したんです。それが大きなヒントになったようで、以降はスルスルと決まっていきました。私自身も、Y様の引っかかりを一緒に整理していけたからこそお二人にマッチしたより良い提案ができたかと思います。
また、実物を見ることの大切さも実感した。
「内装は壁紙で決まると思っていたので一番悩んだのですが、『必ず実物を見てください』と言われてショールームに行き、自信を持って選べました。カタログではニュアンスまではわかりませんから」(奥様)
完全にお任せだったら、今のような心からの納得感はなかっただろうと、夫妻は振り返る。
「いい家だな」。疲れて帰ったときほど満足
実は、夫妻が実現したかった「ホテルライク」へのこだわりは、もうひとつある。寝室や玄関に施したヒノキの無垢材の内装だ。リビングがモダンな都市型ホテルなら、こちらはリゾートホテルといえよう。キーワードは「癒やし」だ。
「箱根に2人が大好きなホテルがあります。初めて訪れたときに無垢の木がもつ見た目や足触りの優しさを知って、どこかには必ず取り入れようと思っていました」
帰宅し、ドアを開けてすぐの玄関と廊下、そして寝室に採用し、日々効果を感じているという。
「疲れて帰ったときほど『いい家だな』と思うんです。温かな木の感覚に出迎えられ、リビングではアーバンな雰囲気に浸り、もう一度木のぬくもりに包まれて眠る。大満足です」
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