リノベーションでおしゃれなリビングを実現するには?6つのポイントや11事例を詳しく解説


住まいの中で重要なポイントとなるお部屋といえば「リビング」ではないでしょうか。

リビングは毎日の暮らしの中で、家族とコミュニケーションをとったり、友人を招いたり、さまざまなシチュエーションが考えられる特別な空間です。

家族が長い時間を過ごすリビングですから、部屋の居心地や雰囲気、空気感は重要なポイントになりうるでしょう。

今回は、そんな住まいの中心となるリビングについて、以下の内容を解説します。

  • リビング設計での大切なポイント
  • 工夫を凝らしたリビングリノベーション例
  • 費用相場や工期の目安
  • リノベーション計画ですべきこと

理想的なリビングリノベーションの計画にぜひお役立てください。

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“【著者】ゼロリノベ編集部"

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ゼロリノベ編集部

「住宅ローンサポート・不動産仲介・リノベーション設計・施工」をワンストップで手がけるゼロリノベ(株式会社groove agent)。著者の詳しいプロフィール

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【項目別】リビングリノベーションの費用相場とは?

【項目別】リビングリノベーションの費用相場とは?リビングリノベーションの費用は、計画するリノベーション工事の内容や面積によって異なります。

床材や壁紙を変えるなど内装のみの工事であれば、素材の材料費と施工費で済むため費用は比較的抑えられます。

それぞれの費用相場は次の通りです。

リノベーションの内容費用相場の目安
クロスの張り替え・安価なもの:800円/㎡~
・一般的なグレード:1,500円/㎡~
・12畳、約20㎡のリビングに一般的なクロスなら16,000円
フローリングの上張り1.1万~2万円/㎡程度
フローリングの張り替え
(費用目安/約8畳)
・フローリングを丸の床の上に重ね張り:14万3000円~26万円
・フロアタイルを気の床の上にね張り:6万~10万円
・クッションフロアを丸の床の上に重ね張り:5万~11万円

上記の材料費の他、現場管理費や諸経費がかかります。

フローリングを上張りする場合には、扉などの建具を合わせて交換しなくてはならなくなるので、注意しましょう。

間取りを大きく変更するようなフルリノベーションの場合、解体箇所が発生したり、施工範囲が広がったりするため、費用が一気に上がります。

リノベーション費用相場の目安は、間取り変更をともなう場合、50万~70万円です。

リノベーション例でご紹介したような複数の部屋をひとつにして広々したLDKをつくるとなると、天井や床下などの下地も作り直す必要があるので、工事にかかるコストもかかってきます。

希望するリノベーションと予算を比較しながら進めることが大切ですので、都度、見積もりをとりながら検討するのがよいでしょう。

最近は、平米数によって費用が決まるリノベーション会社もあります。

計画段階から費用目安が明確なため、予算のコントロールがしやすいです。

リノベーションでは、計画しはじめた当初は予算の上限を決めていても、やりたいことを増やしすぎて予算オーバーになることが多い傾向があります。

広さでおおよその費用が決まることで安易な予算オーバーを避けられます。

【項目別】リビングリノベーションの工期とは?

【項目別】リビングリノベーションの工期とは?リビングリノベーションの工期は、工事を行う広さや規模によって異なりますが、一般的には3ヵ月が目安です。

壁紙や床板の張り替えだけなど、表層的な工事なら工期も短く済みますが、間取り変更をともなうフルリノベーションなら、工程も複雑になるので、工期は長くなりがちです。

それぞれの工期目安は次の通りです。

リノベーションの内容工期の目安
フローリングやクロスの張り替えのみフローリング:フロアタイル(Pタイル)上貼りの場合、1~2日程度
内装変更(床・壁紙など)をともなう場合・無垢材などの木のフローリングを上貼りの場合、2日程度
・クロスの上から塗れる漆喰を利用する場合、2日程度
間取り変更をともなう場合2週間〜3週間

部分リノベーションは、住みながら工事を行うことも可能です。

しかし、フルリノベーションのように、住みながらでは難しい場合や工期が長くかかる場合は仮住まいを探す必要があります。

工期が延びれば仮住まい期間が長くなり、住宅費用がかさんでしまいます。

担当者にスケジュールの確認をしながら、なるべくお金や時間のロスが少なくなるよう日程を組んでもらいましょう。

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リビングリノベーション設計の6つのポイントとは?

リビングリノベーション設計の6つのポイントとは?

誰もが憧れるようなリビングとは、どのような魅力を持つ空間でしょうか。

理想のリビングの在り方や設計でのポイントとして、以下の6つをご紹介します。

  • 理想のリビングを意識!暮らしを具体的に想像する
  • リビングの設計で大切なことは主に2点!機能性とリビングの用途に注目する
  • 部屋の温度を調整!快適な空間を目指す
  • 自然光を計算!明るさを調整する
  • 使う素材に注目!掃除がしやすいものを選ぶ
  • 家具や家電の場所を考慮!生活のしやすさを意識する

それでは、リビングリノベーション設計の6つのポイントを、それぞれ見ていきましょう。

3-1.理想のリビングを意識!暮らしを具体的に想像する

リビングは、家族が団らんしたり、来客を迎えたり、住まいの中でも重要な空間です。

住宅デザインに時代の流行が反映されるように、リビングの在り方にも流行があり、近年はお客様のご要望としてリビングを広くしたいという声がとても多い印象です。

また、働き方改革や新型コロナウイルスの影響もあり、リモートワークやオンラインが急速に普及しました。

今までより自宅で過ごす時間が増え、在宅ワークやフリーランスなどの新しいスタイルの働き方にも対応できることが、住まいにも求められつつあります。

家族との団らんはもちろん仕事ができるワークスペース、子どもが自由に遊べるスペースや趣味を楽しめる場所など、さまざまな用途に対応できる広いリビングが、理想とされる空間でしょう。

3-2.リビングの設計で大切なことは主に2点!機能性とリビングの用途に注目する

リビングは、単に広さを確保すればよいというものではありません。

リビングは住まいの中心的なスペースであり、複数の部屋をつなぐ「ハブ」の役割も担っています。

そのため、以下の2点を考慮した設計が大切です。

  • 機能性
  • リビングの用途

それでは、リビング設計の大切な2点をそれぞれ解説します。

3-2-1.機能性|家事動線を考える

「機能性」のひとつは「家事動線」がよいことです。

リノベーションでリビングを広くする際、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)をひとつながりの空間で計画することが多いでしょう。

LDKをひとつの空間にすると、キッチンで家事をしながらダイニングやリビングでくつろぐ家族とコミュニケーションが取りやすく、明るく広々と開放的な空間にできます。

3-2-2.リビングの用途|目的を意識する

「リビングの用途」では、リビングをどのような目的で使いたいのか、自分たちが好む暮らし方をイメージします。

友人をたくさん呼んで、ホームパーティなど賑やかに過ごしたいのか、趣味の制作スペースなど家族の趣味を楽しめるリビングスペースにしたいのかリビングをどのように使うかによって、広さや配置、動線計画などが異なります

せっかくリノベーションするなら後悔しないように、ぜひ自分たちのライフスタイルやしたい暮らしについて話し合う機会にし、使い勝手のよいリビングを設計しましょう。

3-3.部屋の温度を調整!快適な空間を目指す

リビングを快適な空間にするためには、部屋の温度を調整し、暖かくすることが大切です。

冬場に朝起きてリビングに行った際、冷えきっていて寒い部屋よりも、暖かい空間の方が気持ちのよい1日を始められるでしょう。

暖かい空間で、大切なのは床です。

冷たい空気は下に流れるため、床が暖かいことが重要なポイントになります。

また、窓の対策もおすすめです。

暖房で部屋を温めるのもよいですが、コールドドラフトと呼ばれる、窓から伝わった外の冷気によって冷やされた空気が下に流れる現象が起こる可能性があります。

コールドドラフトが起きると、暖房をつけていても足元が冷えてしまうことが考えられるため、窓の冷気が伝わらないように二重サッシにする対策が取られます

3-4.自然光を計算!明るさを調整する

リビングが暗いと、照明に必要な電気代がかかるだけでなく、気分的にも気持ちがよいものではありませんよね。

そのため、自然光の入り方を計算して設計し、明るさを調整しましょう。

室内窓や扉を透明な素材にするなどの対策で、他の部屋の窓からもリビングに光が届きます。

また、部屋の壁紙の色を白を基調としたものに変えることも、リビングを明るくする対策として有効でしょう。

3-5.使う素材に注目!掃除がしやすいものを選ぶ

子どもやペットがいる場合、壁や床の汚れが気になることが多いため、掃除がしやすい素材を選びましょう。

汚れを落としやすい加工のされた壁紙や床材を使えば、掃除をし、キレイな状態を保ちやすくなります。

また、ペットがいる場合にはペット専用の壁紙や床材がおすすめで、掃除しやすいだけでなく、脱臭や消臭効果があるものもあります。

3-6.家具や家電の場所を考慮!生活のしやすさを意識する

リノベーション後に失敗を感じやすいのが、家具や家電、コンセントの配置です。

リノベーションが完了した後にいざ家具や家電を配置しようと思っても、サイズが合わなかったり、ドアと干渉してしまったりといった問題が起こると大変ですよね。

このような失敗をしないためにも、リノベーション前に、家具や家電の配置を意識した設計をすることが重要です。

リビングのリノベーションアイデアとは?11事例を紹介

リビングのリノベーションアイデアとは?11個の事例を紹介ここからは、リノベーションで心地よいリビングを手に入れた事例として、以下の11事例をご紹介します。

  • 和室をコンパクトな小上がりにしたモダンスタイル
  • 2部屋を取り払って広々リビングを実現
  • ヒノキの床に癒されるぬくもりリビング
  • フルリノべしたような賢いリフォーム術で愛犬とのびのび過ごせるリビングに
  • 3LDKを1LDKに大幅間取り変更
  • リビングを大胆な土間仕上げに変更
  • 緑に面したカフェのような広々リビング
  • 段差でスペースを区切ったタイル張りのリビング
  • 建具使いで風通しや明るさを確保したリビング
  • テラスに面した日差しがたっぷり入るリビング
  • 壁の色やインテリアが映えるリビング

リノベーション事例をそれぞれ確認し、イメージを膨らませてみてください。

4-1.和室をコンパクトな小上がりにしたモダンスタイル

和室をコンパクトな小上がりにしたモダンスタイル■間取り図 Before・After和室をコンパクトな小上がりにしたモダンスタイル_間取り図和室をコンパクトな小上がりにした事例です。

和室には気軽にゴロゴロうたた寝できるスペースだけでなく、畳下には収納が作られているため、高い機能性を備えています

また、キッチンと洗面室が直線上に配置されているため、家事動線がコンパクトに設けられているため、家事を効率的に行えるようになっています。

キッチンも開放的になっており、落ち着いて過ごせる広々とした空間です。

うたた寝で寄り添う家〈東京〉58㎡

4-2.2部屋を取り払って広々リビングを実現

2部屋を取り払って広々リビングを実現■間取り図 Before・After2部屋を取り払って広々リビングを実現_間取り図ダイニングリビングと洋室(2)にある間仕切りを取り払い、自然光が入りやすい明るい広々としたリビング・ダイニングになっています。

キッチンも収納を含めたスペースを確保しており、2人で立っても余裕のある広さに設計になっています。

この事例は、全体的に開放感のある広々とした暮らしのできる空間を実現しています。

日差しが降り注ぐおおらかな家〈神奈川〉89㎡

4-3.ヒノキの床に癒されるぬくもりリビング

ヒノキの床に癒されるぬくもりリビング■間取り図 Before・Afterヒノキの床に癒されるぬくもりリビング_間取り図Beforeでは間取りが細かく区切られていましたが、Afterでは区切られた部屋を取り払い、開放的な空間を実現しています。

また、家具やカーテンのレイアウトを変更すると、自由に空間を変えられます

白・木・モルタルを基調としたデザインの効果もあり、より広く感じる空間です。

開放と想像の豊かな暮らし〈東京〉64㎡

4-4.フルリノべしたような賢いリフォーム術で愛犬とのびのび過ごせるリビングに

フルリノべしたような賢いリフォーム術で愛犬とのびのび過ごせるリビングに■間取り図 Before・Afterフルリノべしたような賢いリフォーム術で愛犬とのびのび過ごせるリビングに_間取り図広々としたリビングを実現するために、間取りを変えない部分リノベーションで工夫を凝らした事例です。

Afterでは、リビング・ダイニングと洋室の間にある間仕切りをすべて撤去し、開放的な空間になっています。

また、洋室(3)をWICに変えることで、お施主様好みのショールーム的空間が完成しました。

さらに、愛犬とも一緒に暮らしやすい、光を取り入れられる明るい空間となっています。

部分リノベで叶える愛犬たちとの暮らし〈東京〉75㎡

4-5.3LDKを1LDKに大幅間取り変更

3LDKを1LDKに大幅間取り変更■間取り図 Before・After3LDKを1LDKに大幅間取り変更_間取り図3LDKの間取りを取り払い、1LDKにした事例です。

3LDKから1LDKにしたことで、リビング・ダイニングでは広々とした空間を実現しています。

床に無垢材を使用していることから、あたたかみを感じながらも上品なデザインに仕上げました。

キッチンの向きを変更することで、リビング・ダイニングと一体感を持った空間構成になっているため、広々とした開放性を感じられます。

陽だまりキッチンの家〈東京〉74㎡

4-6.リビングを大胆な土間仕上げに変更

リビングを大胆な土間仕上げに変更■間取り図 Before・Afterリビングを大胆な土間仕上げに変更_間取り図リビングを大胆な土間仕上げに変更し、依頼主の「できるだけ天井を高くしたい」との要望を実現している事例です。

和室と洋室を寝室に変更し、リビングのスペースを広げました。

シックなテイストのグラフテクトのキッチンを採用し、土間部分と合わせておしゃれなデザインとなっています。

土間リビングのある家〈埼玉〉66㎡

4-7.緑に面したカフェのような広々リビング

緑に面したカフェのような広々リビング■間取り図 Before・After緑に面したカフェのような広々リビング_間取り図

窓の外に広がる豊かな緑に合わせて、「森のカフェ」を演出したデザインです。

洋室をキッチンに変更し、キッチン本体には木目調のデザインを採用。窓から見える緑を活かしながら森のカフェを実現しています。

おしゃれなキッチンからつながっているリビング・ダイニングも森の中のカフェのような落ち着いた雰囲気の空間になりました。

森のカフェに暮らす〈千葉〉97㎡

4-8.段差でスペースを区切ったタイル張りのリビング

段差でスペースを区切ったタイル張りのリビング■間取り図 Before・After段差でスペースを区切ったタイル張りのリビング_間取り図既存の和室の壁を取り払い、ひとつながりの空間としながらも、段差を付けて独立した空間にしています。

床材はタイル張りにすることで、より特別感のあるスペースになっています。

フローリングとの区切りの一部にRのデザインを取り入れました。

角をRにすることで、柔らかい印象を与え、空間にアクセントをつけることができます。

また、モスグリーンの壁紙も空間のアクセントとして活かされています。

ペンダントライトやアイアンを使ったテーブルなど、インダストリアルな雰囲気に統一されていて素敵なリビングです。

おもいやりのインナーテラス〈神奈川〉59㎡

4-9.建具使いで風通しや明るさを確保したリビング

建具使いで風通しや明るさを確保したリビング■間取り図 Before・After建具使いで風通しや明るさを確保したリビング_間取り図リビングに隣接する個室との間仕切り壁は、開閉できるシャッター式の建具「プランテーションシャッター」を取り入れて、風通しや明るさが確保できるように工夫しています。

シャッターを開けていると、視界のヌケも得られるため、実際の面積よりも広がりを感じられます。

個室とのあいまいな境界線で、家族とのコミュニケーションもとりやすいでしょう。

素朴なコンクリートの壁と、シャッターの落ち着いたブラウンカラーが大人の雰囲気を感じさせる空間です。

ウッドシャッターが繋ぐ家〈東京〉63㎡

4-10.テラスに面した日差しがたっぷり入るリビング

テラスに面した日差しがたっぷり入るリビング■間取り図 Before・Afterテラスに面した日差しがたっぷり入るリビング_間取り図無垢材など自然素材をたっぷりと使ったナチュラルスタイルのリビング空間です。

もともとテラスに面していたLDKと、隣接の和室をひとつの空間にリノベーションしています。

開放感のあるLDKは、柔らかな表情の無垢フローリングと、壁の木目の風合いが自然のぬくもりを感じさせてくれます。

既存の廊下を広げて、洗面台や本棚などオリジナルの造作家具を設置。

ヘリンボーンの床が空間に変化を与えています。

gallery entrance〈東京〉62㎡

4-11.壁の色やインテリアが映えるリビング

壁の色やインテリアが映えるリビング■間取り図 Before・After壁の色やインテリアが映えるリビング_間取り図既存のダイニング・キッチンと和室をひとつの空間にしたLDKです。

複数の窓から自然光が入り、明るく風通しのよい空間です。

ダークカラーの床と白い壁を基調とし、落ち着きのある雰囲気の中で、ブルーの壁材がよいアクセントになっています

キッチン、ピアノスペース、玄関などに配置したのは飾り棚タイプの収納です。魅せる収納として場所ごとに美しく整頓されています。

こだわりの造作家具がちりばめられた、オリジナリティあふれる空間です。

子どもごころをわすれずに〈東京〉57㎡

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リノベーション計画で意識したい3つの項目とは?

リノベーション計画で意識したい3つの項目とは?リビングのリノベーション計画をする際、「何を」「どのように」進めればよいかわからない方も少なくないでしょう。

この章ではリノベーション計画ですべき以下の項目を順番にご紹介します。

  • 意見出しが重要!家族の希望や理想を確認する
  • 構造情報を知ることが大切!資料を持参する
  • 採光や冷暖房をチェック!暖房効率の変化を確認する

それでは、リノベーション計画で意識したい3つの項目を、それぞれ解説します。

5-1.意見出しが重要!家族の希望や理想を確認する

はじめに、家族の希望や理想の意見を出し合います。

夫婦であれば奥さんの要望、ご主人の要望などを互いに確認することが大切です。

なぜなら、どちらか一方の意見主導で設計を進めてしまうと、後から「実はこうしたかった」ともう一方が意見割れしてしまい、お互いが満足できるリノベーションにならないからです。

せっかくなら、家族全員が『気に入っている』と思えるリビングにしたいですよね。

家族の好みの雰囲気やテイスト、リビングではどのように過ごしたいかなど、できるだけ具体的に確認しましょう。

5-2.構造情報を知ることが大切!資料を持参する

リノベーションする建物の構造情報がわかる資料を準備します。

マンションなら購入時に受け取る建物の資料が必要です。

リノベーションでは、構造上できない工事が出てくることがあります。

例えば、配管がどこまで動かせるのかによって、キッチンの配置にも影響します

広いリビングにしたいと思っていても、キッチンを大きく移動できないことで想い描いたようなリノベーションができないことも少なくありません。

そのため、事前にどのようなリノベーションが可能なのか、どのようなことができないのか知っておくことが大切です。

5-3.採光や冷暖房をチェック!暖房効率の変化を確認する

リノベーションで採光がどのくらい変わるのか、また生活しているときの暖房効率がどのように変化するかを、設計担当者などに確認します。

既存の壁を取り払うようなリビングリノベーションをする場合、想い描いているような採光が実現できるかどうかは、シミュレーションで確認できます

また、リビングの面積が大きくなることで既存の冷暖房設備では不足する可能性があります。

この場合、設備の交換もあわせて検討することになるため、設計士やデザイナーなどプロの視点からアドバイスを受けることがおすすめです。

リビングリノベーションの流れとは?5ステップを解説

リビングリノベーションの流れとは?5ステップを解説前章では、リビングリノベーションで意識したい項目を解説しました。

最後に、リビングリノベーションの流れを見ていきましょう。リビングリノベーションは、以下の5ステップで行います。

  1. 計画を立案!資金の目処を立てる
  2. イメージを確定!理想を決めるのリビングを考える
  3. 情報を収集!Webやセミナーを有効活用する
  4. 工事の詳細を調査!工期や費用を調べる
  5. 見積もりを依頼!実際の費用を確認する

それでは、リビングリノベーションの5ステップを、それぞれ解説します。

6-1.計画を立案!資金の目処を立てる

見積もりで、おおよその費用がわかれば、次に資金計画を立てます。

リノベーションの費用に合わせて、住宅ローンや補助金などの手続きをする必要があるでしょう。

資金計画が作れたら、最後にリノベーション会社と契約を結びます。

6-2.イメージを確定!理想のリビングを考える

リビングリノベーションを行う際、理想のイメージを考えます。

色や素材だけでなく、どのような空間にしたいのか、どのような機能があったらうれしいのかを考えましょう

イメージを膨らませるためにも、実際の事例やカタログを見たり、ショールームを訪れたりするのがおすすめです。

6-3.情報を収集!Webやセミナーを有効活用する

リノベーション会社では、リノベーションに関するセミナーや相談会を開催している場合があります。

リノベーションで後悔しないだけでなく、理想の住まいを手に入れるためにも、積極的にセミナーに参加して情報収集をしていきましょう。

ゼロリノベでは、リノベーションに関する無料のセミナーを開催しています。ぜひ情報収集に役立ててください。

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6-4.工事の詳細を調査!工期や費用を調べる

リノベーションの情報収集ができた後は、工期や費用などの工事の詳細を調べます。

リノベーションの工期がわからないと、リノベーション中の仮住まいを用意することが難しいです。

また、費用相場を調べておかないと、予算を想定できないため、理想をどこまで叶えられるのか把握できません。

6-5.見積もりを依頼!実際の費用を確認する

リノベーションの実際の費用を確認するために、リノベーション会社に見積もりを依頼します。

相場を調べていても、実際の費用は見積もりを依頼しなければわかりません。

また、見積もりは1社だけでなく、複数の会社に依頼して見た方がよいでしょう。

下記記事ではリノベーション会社を10選紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【2024年最新】リノベーション会社27選!業者選びのポイント9つとハズレを見分ける方法も紹介

予算とデザインのイメージが合う会社が見つかったら、最後にリノベーション会社と契約を結びます。

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まとめ

まとめ住まいの中心にもなるリビングを、リノベーションで快適な空間に作り変えるには、リビングでどのような暮らしをしたいか、目的を明確にイメージすることが大切です。

好みのデザインスタイル、素材、雰囲気などこだわりが高いほど、イメージ共有は大事になってきます。

リビングの設計で大切なことは、機能性と用途の2つを考慮することです。

この2つを考慮する場合には、以下のポイントを意識してください。

  • 機能性:「家事動線」がよいかどうか。(例)家族とコミュニケーションしながら家事ができる、広いLDKをつくる
  • 用途:友人を招きやすいリビングにするか、家族が趣味を楽しめるスペースをつくるか、など

リビングが変われば、家族で過ごす時間も変わります。

この記事を参考に、理想のリノベーションイメージを膨らませてみましょう。

また、もっとリノベーションのイメージを膨らませたい場合には、ゼロリノベの無料セミナーに参加してみてください。

情報収集の一環として、気軽にお申し込みくださいね。

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