【最優秀賞受賞】Renovation of the year「家具美術館な家」

  • 建物タイプ

    マンション

  • 広さ

    97.21m²

  • 築年月

    1982年08月

  • 居住人数

    3人


CONCEPT

デンマーク駐在中に名作家具の魅力に取り付かれた施主様のために、家具を展示作品に見立てて美術館のような家づくりを。壁構造を活かしてドアを設けずに壁でゆるやかに空間を区切り、白い塗装の壁と白いタイルの床で光の反射を誘って、家具が美しく見える空間に仕上げました。


Before

After


Before Photo

01/01


お施主様インタビュー

  • 家を買おうと思ったキッカケは?

    <奥様> ずーと賃貸っていうことはそもそも無くて、買うんなら今だな、40だなっていうのはありました。もともとデンマークに4年住んでて日本の物件をリサーチはしてたんですよ。それでここのエリアの物件を買う前提で近くのアパートを社宅として借りてそこでとりあえず住んで。でリノベ会社をどうするかっていうのはまだ決めていなかったんだよね。 <ご主人> うん。そうなんですよね。


  • 最初からリノベーションを前提としていましたか?

    <ご主人> 考えてた。結局、とにかく新築で狭いのは絶対に良くないっていう話だったんだよね。住んでたのもヨーロッパで、築100年とかね、そういうのも普通なので、リノベーションして住んでみたいのが当たり前だったので、日本でもそんな生活でも良いんじゃないかと思って。 <奥様> 広さは絶対条件でしたね。最初は部分リノベーション、リフォーム的なのも視野には入れていましたけどね。でもリノベーションの事例見るのは私の趣味でした。


  • 住宅購入にあたり不安はありましたか?

    <奥様> お金の問題とやっぱり耐震性ですよね。お金の面は、ファイナンシャルプランナーさんに相談させてもらって、上限が分かってそれでローンを組んだ感じです。 <ご主人> 耐震面も、まぁ結局ここの物件は壁構造で。 <奥様> むしろなんか、抜けないから嫌だなとは思っていたんですけど、その耐震性が強いって言う面で決めたっていうのはありますね。


  • 住むエリアはどのようにして決めましたか?

    <ご主人> 結局デンマーク行く前なんですが、関東で一番住んでいたのが川越周りだったので。 <奥様> うちの実家も隣町なんです。実家と元々住んでいたっていう愛着の部分と半々、利便性ということですね。川越エリアは何と無くわかっているんですよ。


  • ゼロリノベ を知ったキッカケと決め手は?

    <奥様> ネットで色々事例を見てる中でいきあたりました。一番食いついたのはゼロさんの事例ですね。事例でキッチンが浮いてるキッチンあるじゃないですか。わかります?誰だったかな。あのキッチンをやりたくて。最終的にはぜんぜん違う事になりましたけどね。笑


  • 物件探し担当とのやりとりはいかがでしたか?

    <奥様> 担当さんの行動が早かったですね。条件がそこまで全部決まってるんだったら見に行きましょうみたいな。ビビりましたね。私はビビるタイプなんで。 <ご主人> でもエリアなんかの条件に照らしていったら、明らかにここくらいしかなかったよね。90平米~って探してても。 <奥様> 「1階が良い・広さが必要」ってなった時にあまりなかったですね、確かに。それで決められたってのもあります。


  • この空間のコンセプトは?

    <ご主人> デンマーク家具を集め始めて、これを一番最初に買ったんですよねシングルソファ。蚤の市がものすごいあるんですよ、年2回ぐらいで。日本人のバイヤーもすごく来るくらいの。フィンランドとデンマークってすごいんです家具の王道っていうか。その地区の木の良さに目覚めて、チークっていうんですが。 <奥様> 私は結構ブランドあんまり好きじゃ無くて、でも彼は好きなんです、有名系が。私はアングラが好きで、アングラっていうか、良いなって思ったものが好きなんです。で、この空間は住んでたデンマークの家みたいな感じを参考にしているんです。 <ご主人> 実際、まったくこんな感じなんです。デンマークの家、どこに行ってもこんな感じです。 <奥様> キッチンのタイルとかも。 <ご主人> 壁とかも真っ白だよね。 <奥様> 自分たちで考えたわけじゃなくて、デンマーク人に学ばせてもらった感じです。


  • 設計打ち合わせはいかがでしたか?

    <奥様> 設計担当さん良い人でしたよ。否定がなかったです。なんか全部褒めてくれるよね。家具の写真とかサイズ送っても、あぁ良いですね~。かわいいですね~って。 <ご主人> 結構詰めがうまかった。 <奥様> ぴっちりインタビューていうか紙にびっちり私が要望を書いたので、どうしたいかっていう。それを汲んで設計書見せてもらった時の案だったんです。 <ご主人> 最初は収納のスペースも白色だったんだよね。でもグレーあったら面白いですよねみたいな。 <奥様> 言ってくれたのも設計担当さんでしたね。あの発想はなくて、さすがって思いましたね。


  • 実際に住まわれてみて気に入っているところは?

    <奥様> キッチン好きですね一番ね。作業スペースがあるのが一番良いですね。夫婦どちらも使っていて、私はどっちかって言うとケーキですね。彼はパンとかピザとか作りますね。


  • 中古×リノベを検討している方へ先輩としてアドバイスするなら?

    <奥様> やりたいことは諦めない方が良いと思います。ネットに乗らない物件は無いってみなさんおっしゃったんですよ。だからめっちゃリサーチした方が良いと思います、自分で。すっごい見ました私。 <ご主人> ずーっと見てました。笑 <奥様> ずーっと見てました。趣味ぐらいまで見てましたもんずーっと。物件で想像するんです。リノベーションするとこの物件で私だったらどうやるだろうって。そういうのは大事かなと思います。 <ご主人> やっぱり家具も重要かなと思います。真っ白な空間でも家具がいいと間が持ちます。たぶん家具にこだわらないのって日本人だけなんじゃないかと思いますし。日本人の家具意識を高めたいと思っているので。


      • 中古マンションのリノベーション後の家具美術館な家

        お施主さまが4年間住んでいたデンマークで集めた、お気に入りの家具をゆったりと置けるプランニング。インテリアが主役になる、余白のある空間づくりを意識。

      • 中古マンションのリノベーション後の家具美術館な家

        まとまった広さと間仕切りの自由さを確保しにくい壁構造を逆手に取り、ドアを設けず、壁でゆるやかに空間を区切った。

      • 中古マンションのリノベーション後の家具美術館な家

        キッチンの中央に収納力のあるキッチンカウンターを設置することで、作業効率アップ。

      • 中古マンションのリノベーション後の家具美術館な家

        ベッドルームの横に設けた収納スペース。棚はダイニングとの仕切りも兼ねている。

      • 中古マンションのリノベーション後の家具美術館な家
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